すべては人なんだ

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すべては人なんだ

とても面白い本を読みました。
「すべては人なんだ」(大久保恒夫さん著)、著者は経営コンサルタントとして、ユニクロ・無印良品などの小売業の経営改善に多大の実力を発揮された方とのことです。
「経営者の言っていることが現場でどれくらい実行されているのか、というマネジメントレベルが重要。経営者の言っていることはどの会社も変わらない、利益の高い会社はマネジメントレベルが高い。言うだけ言っても実行されないならば、経営者の仕事は果たされていない、いかにマネジメントレベルと上げるか、それは、職員の教育であり、コミュニケーションである。」とありました。
個人病院の院長は、多くの場合どの方も、診療をメインに、日々の会計はじめあらゆる雑用をしています。お給料計算、職員募集の段取り、建物の修理やいろいろな業者の方との交渉、除雪等々。個人的には一番大変なのは、小さいながら会社のトップとして、いかに職員の労働環境(ハード面でもソフト面でも)を整え、自分が描いている理想の病院づくりに一緒に頑張ってもらえるか、の対応です。経営学も経済学も知らない、医学しか知らない人間にとっては、大変な大仕事、いくらかでも自分の仕事の助けになるよう、いろんな方の本を読んでいます。今回の本は、マネジメントレベルをあげる具体的な方法としてすぐに実践できることばかり、とてもためになりました。以前読んだ「ありがとうがあふれるお店の新米店長のノート」も面白かったです。(院長)

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