カラコン(カラーコンタクトレンズ)

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カラコン(カラーコンタクトレンズ)

最近、カラコンによる目の充血・痛みを訴えて受診する方が増えています。
以前は度なしカラコンは、雑貨として購入でき、そのためトラブルも見られました。
改善策として2009年からは度なしのカラコンも高度管理医療機器とされています。
厚生労働省の承認を受けたもののみが販売可能となり、また必ず眼科医の指導の下に処方することが必要です。これによりトラブルの激減が期待されていましたが、残念ながら承認されていながらも粗悪なカラコンも多くあり、しかし認証されているという安心感のもとに使用者は急増、トラブルも増加という状況です。
カラコン特有の問題として①使用されている素材は酸素透過性が少なく、その上、デザインを強調するためにレンズ径も大きく、酸素不足が起きやすい ②色素がレンズ内面に着色されているものも多く、角膜に傷や炎症をおこす また、眼科受診せずネット購入の方が多いための問題として③レンズのカーブなど目にあっているかどうか確認できないまま使用 ④洗浄方法、装用時間などの指導されていない といったことがあります。
強い視力低下につながるトラブルも報告されています。
ネット購入のカラコン使用は極めて危険、と思ってください。(院長)
(当院では、1dayアキュビューディファインのみの扱いです)