3月12日から、世界緑内障週間

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3月12日から、世界緑内障週間

 最近、テレビCMにても、緑内障検査の啓発がなされています。40歳以上の20人に1人の有病率と言われています。視野が徐々に欠けていく病気ですが、初期には症状が出にくく、老眼や白内障検査希望時に見つかる・検診で見つかる、ことが多く見られます。70歳以上の方で、「白内障が進んだようで、手術したい」と受診した際に、末期の緑内障で視力回復が困難な場合も、見られます。外来で行う視野検査や眼底網膜の厚みの検査にて、診断することできます。治療は、当初は点眼が主であり、病型によってはレーザー治療や手術が必要となる場合もあります。緑内障の治療は、’回復’ではなく、’現状維持’が目標のため、初期で発見・治療の開始が何よりも大切になります。40歳を超えたら是非一度眼科での緑内障検査を受けてください。また、近視のある方は、若年者でも緑内障の発症率が高くなりますので、40歳未満の方でも一度検査を受けてください。(院長)