学校検診で、B以下ならば、眼科で視力検査を受けましょう&マイオピン点眼について

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学校検診で、B以下ならば、眼科で視力検査を受けましょう&マイオピン点眼について

 学校検診での視力検査が始まる時期ですね。視力が、B以下の場合(1.0未満の場合)は、困っていないようでも、一度眼科受診を勧めています。
目の疲れの原因となる遠視や乱視、黒板を無理してみている近視、目の使い過ぎでなる調節痙攣などないか、正確な検査が必要です。遠視や乱視は、視力の変動大きく「AだったりBだったり」ということもよくみられます。近視は、正確な度数の検査、適正な度数の眼鏡使用が必要であり、お子さんの場合には、眼科での眼鏡処方がベストです。近視のようでも、調節痙攣という目の酷使が原因となってい、点眼治療が必要な場合もあり、こちらも検査にて確認が必要です。
近視については、最近はテレビなどでも報道されていますが、当院でもマイオピン点眼による進行抑制治療を行っております。進行抑制であるため、進行を完全に止めることはできず、治すこともできませんが、将来的に強い近視になり、緑内障などの疾患のリスクを下げることが目的の1つです。2019年4月より治療を開始しておりますが、副作用面では問題なく、効果良好のお子さんがいる反面、点眼の効果には個人差があり、効果が十分に得られない場合も見られます。効果不十分の場合、当院では今春より、多焦点ソフトコンタクトの併用を行っております。使用については、年齢、乱視の有無、目の状況により、相談しております。(マイオピン点眼治療については、ワイワイ広場 2019年4月29日をご覧ください)(院長)