緑内障検診の勧め

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緑内障検診の勧め

少し前の話になりますが、3月8日は、世界緑内障週間の始まりで、世界各地で啓蒙活動が行われました。日本でも、グリーンライトアップ運動として、日本各地のシンボルタワーを、緑内障の名に因み、緑色に灯す、という活動が行われ、北海道では、札幌テレビ塔がその対象となりましたが、ニュースを耳にされた方もいるでしょうか。
緑内障は、40歳以上の20人に1人に見られる病気と言われています。
当院でも、多くの緑内障の方が通院されています。
進行するまで症状が出ないこと、見にくいと思っても老眼が始まる年齢でもあり「年かな?」と思って受診が遅れてしまうこと、などから、診断がついた時には、進んだ状態の方もいらっしゃるのが現状です。
今は、診断技術が非常に進歩しています。かなり早期の状況で診断がつくので、緑内障と言われても、ピンと来ない方もいると思いますが、お若い方であればあるほど、ごく早期からの治療が必要と言われています。
まずは、40歳を超えたら、一度緑内障検診を受けましょう。近視が強い方は、20才代でも可能性がありますので、是非検査を受けましょう。
(瞳を大きくする点眼薬を使用するため、検査は1時間半で終了しても、その後2~3時間、運転に支障が出るので、お時間の余裕を持って受診されることをお勧めします)                                (院長)