近視進行抑制治療について

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近視進行抑制治療について

当院では、昨年4月より、近視進行に対しての点眼治療(マイオピン点眼®)を行っております。
マイオピン点眼®治療は、近視の進行を止めること、近視を治すことはできませんが、進行を6割程度少なくするといわれています(効果には個人差があります)。
点眼の使用により、日常の見え方などに不便は生じません。
近視の場合に治療を受けることが可能となりますが、主に、強い近視になる可能性のあるお子様(小学1,2年生の低学年から近視が始まった場合、保護者の方が強度近視の場合(眼鏡やコンタクトレンズの度数が、-6D以上))にお勧めしています。強度近視になった場合、成人以降において緑内障や網膜剥離などの疾患になりやすい傾向があり、その予防として近視進行抑制治療に取り組んでいます。
治療期間は、近視進行の認められる小学生の間は継続が望ましく、中学生以降は近視進行の状況により継続を検討しています。
現在のところは、自由診療(保険診療が利用できない)での対応となり、当院では、診察検査料は、初回時 3000円、2回目以降は3か月ごとの受診となり1回 1000円、点眼薬は1か月分1本 3000円となっております。
治療ご希望される場合には、正確な視力検査や目の病気の有無の診察後に、治療の適応につき検討することになりますので、まずは、通常の受診(保険診療)をお願いします。(院長)